安心できる空間づくり
身体の向きを変えたり、座ったり、立ち上がったりと、トイレは意外に動作の多い場所でもあります。
子どもから大人まで安心して利用できる空間を作るために、工夫できる部分についてご紹介します。
機能ドア
トイレの扉は、廊下からの出入りを考えて幅が狭く作られていることが多いと思いますが、リフォームの際にはこの出入口にも余裕をもたせるよう考えてみましょう。敷居などの段差は無くしておいた方がよいですね。
扉自体は、できれば引き戸タイプが望ましいのですが、引き戸の設置にはスペースに余裕が必要です。スペースがないけれど扉部分の段差は無くしたい方のために、開き方に工夫がされているものもあります。
DAIKENのRIIIシリーズ 機能ドア(折戸ドア)は、開閉時の扉の飛び出しやデッドスペースが通常のドアの1/3以下。片開きドアに比べてコンパクトなため、車椅子でも楽に開けられるドアです。
【DAIKEN】RIIIシリーズ 機能ドア(折戸ドア)
手すり
座ったり立ったりする時に危険の無いよう、手すりやひじかけなどを設置するご家庭も増えています。
ただし、狭いトイレの場合はそれらが邪魔になって動きにくいということが無いようなレイアウトにすることが重要です。
新たに機器類を取り付ける際は、必ず実際に座ってみるなどして慎重に位置を決めるようにしましょう。
I型手すり
L型手すり
グリップ型手すり
また、スペースの都合で取り付けが難しい場合には、こんな商品もあります。
上げ下げ式なので、お掃除の際にも邪魔になりません。
【TOTO】アームレスト
【TOTO】アームレスト:可動時
【TOTO】前方アームレスト